白癬菌(爪水虫)になった爪は、割れやすかったりボロボロと崩れたりしますね。
そんな爪は、どのように切ればよいのでしょうか?
どのような爪切りが適しているのでしょうか?
また、使った爪切りは消毒が必要なのでしょうか?
今回は、白癬菌(爪水虫)の爪の切り方や爪切り器具の消毒方法についてお伝えします。
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白癬菌(爪水虫)の爪の「爪切り」は何がいい?
白癬菌(爪水虫)の爪は、厚くなってとても切りにくいですね。
普通の爪切りでも切れないことはありませんが、無理な切り方をして健康な爪や皮膚を傷つけてはいけません。
そこでおすすめしたいのは、ニッパー型の爪切りです。
ニッパー型の爪切りは、ドラッグストアなどで購入できます。
白癬菌(爪水虫)の爪を着る際には、ヤスリもあると便利です。
ネイルケアで使うようなオシャレな物よりも、金属製の爪ヤスリをおすすめします。
後で述べますが、ニッパー型の爪切りと金属製の爪ヤスリは、爪白癬(爪水虫)の爪を切った後の消毒がしやすいという利点があります。
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白癬菌(爪水虫)の爪の切り方は?
では、具体的な白癬菌(爪水虫)の爪の切り方をお伝えしましょう。
①爪を柔らかくする
白癬菌(爪水虫)の爪は、いきなり切ろうとしてはいけません。
入浴後や足湯で、爪を充分に柔らかくしてから切りましょう。
②明るく掃除しやすい場所で切る
爪を切る場所は、明るくて掃除のしやすい場所がよいでしょう。
白癬菌は、切った爪やボロボロと崩れた爪にも住み着いています。
布団の上などの掃除しにくい場所で爪を切ると、飛び散った白癬菌が健康な皮膚に移ってしまう危険性があります。
新聞紙やビニールシートの上で行うと、片付けが簡単ですね。
③少しづつ切る
白癬菌(爪水虫)の爪は、もろく崩れやすくなっています。
一気に切ろうとせずに、ニッパー型の爪切りを少しづつ進めるようにして切りましょう。
深爪になったり皮膚を傷つけたりすると、そこから白癬菌が感染するので注意しましょう。
どの部分まで切ればよいか判断に困ったら、皮膚科の医師に相談するとよいでしょう。
④ヤスリで削る
厚くなって切れない部分や割れて尖っている部分は、金属製の爪ヤスリで削りましょう。
爪白癬(爪水虫)の塗り薬がある場合は、削った部位に塗っておくと効果的です。
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白癬菌(爪水虫)の爪を切った後の消毒方法は?
最後に、白癬菌(爪水虫)の爪を切った後の消毒方法をお伝えしましょう。
①足をきれいにする
白癬菌(爪水虫)の爪を切った後は、足についた白癬菌を落とすために洗い流すかウエットティッシュなどでふき取りましょう。
爪切りをした手も洗う必要があります。
②爪切りとヤスリを消毒する
爪水虫のある人は、専用の爪切りとヤスリを用意するのが理想的です。
専用の爪切りでも共有の物でも、消毒をする必要があります。
家庭での消毒方法は
・80℃以上の熱水に10分以上浸ける
・70%アルコール(イソプロパノール)で2度拭きする
などの方法が行いやすいでしょう。
③爪切りをした場所の掃除
新聞紙やビニールシートなどを敷いた場合は、そのまま捨てましょう。
畳や床に飛び散る可能性もあるので、しっかりと掃除機をかけましょう。
畳や床を消毒する必要はありません。
白癬菌(爪水虫)の爪の治療は、長期間かかります。
一気に切ってしまおうとせずに、丁寧に爪切りをしましょう。
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