足の水虫は手にうつる?対処法と感染拡大

足の水虫は、手にもうつるのでしょうか?
足の水虫が手や他の部位に感染拡大する理由は?
感染拡大を防ぐ対処法は、どのようにしたらよいのでしょうか?
ここでは、足の水虫が手や他の部位にうつる理由や、感染拡大を防ぐ方法をご説明します。

1)足の水虫は手にうつる?

出典:http://cgmd.be/

足の水虫の原因は、カビの仲間である「白癬菌」による感染症です。
白癬菌は、皮膚の「角質」に侵入して増殖するために、全身のどこにでも発症して感染拡大する可能性があります。

白癬菌は、水虫の足から剥がれ落ちた垢にも住み着いています。
水虫のある足を触った手で体を触ると、手や手で触れた部位にもうつり感染拡大します。

2)体のあちこちにうつる水虫

水虫の原因となる白癬菌は、足の水虫からだけでなくタオルの共有や体の接触・ペットとの接触などでもうつり感染拡大します。
白癬菌が発症した体の部位により、呼び方が変わります。

①頭の水虫「シラクモ」

出典:http://www.haircare.gr.jp/ichibu.html

「シラクモ」は髪の毛に寄生した水虫で、頭部白癬ともいわれます。
「シラクモ」は、衛生状態の悪かった昔では子供に多い皮膚病でした。
最近はペットからうつるケースや、格闘競技をする人などから感染拡大するケースが多くなっています。

シラクモの症状は、髪の毛が円形や楕円形に抜けてフケ(鱗屑:りんせつ)がでます。
かゆみが無いケースのほうが多いですが、かゆみが出るケースもあります。

・シラクモが重症化した「ケルズス禿瘡(とくそう)」

「ケルズス禿瘡(とくそう)」は、白癬菌が原因で髪の毛が抜けて禿げてしまう皮膚病です。
シラクモは、「円形脱毛症」や「脂漏(しろう)性湿疹」と間違われる場合があります。
シラクモなのに円形脱毛症や脂漏性湿疹と思い、ステロイドが含まれた軟膏などを塗って悪化させるとケルズス禿瘡となる場合があります。

・ペットからうつるシラクモ

出典:http://taniguchiah.blog8.fc2.com/blog-date-20130204.html

猫や犬などペットに水虫(白癬菌)が感染している場合、そのペットと密着に接触する人にも感染拡大します。
ペットからうつる白癬菌は、ミクロスポルム・カニスという種類が多いとされます。

②顔・体の水虫「たむし」または「ぜにたむし」

出典:http://hc.mochida.co.jp/advice/advice21.html

顔や体に白癬菌が発症したものを「たむし」または「ぜにたむし」と呼びます。
顔や体の水虫は、円形や楕円形に赤みのあるボツボツ(発疹)ができます。
円形や楕円形の赤みと発疹は、外側へと広がって感染拡大していくのが特徴です。
かゆみが出ることが多く、湿疹と間違われてしまう場合もあります。

手や体の水虫を発症する白癬菌は、柔道やレスリングなどの格闘技の選手に多いとされます。
格闘技の選手に多い白癬菌は、「T-トンスランス」という種類です。

顔や体の水虫の原因は、ペットの白癬菌が感染する場合もあります。

③手の水虫「手白癬」

出典:http://www.hifushinkin.jp/kisokoza/basiccourse03/bc0302.html

手の水虫は、足や足の爪に水虫がある人に多く見られます。
手の水虫は、手のひらの皮が厚くなりカサカサして皮がむけたりします。
手の水虫のかゆみは、無いか軽度の場合が多いです。
主婦や調理師・美容師など、水仕事の多い人に発症しやすい水虫です。

手白癬は手の湿疹やアレルギーとの鑑別が難しく、ステロイドの軟膏などを塗ることで悪化します。

④股の水虫「いんきんたむし」

股にできる水虫は、「いんきんたむし」と呼ばれます。
いんきんたむしの症状や原因は、顔や体にできる「たむし」と同じです。

⑤手足の爪の水虫「爪水虫」

爪にできる水虫を「爪水虫」と呼びます。
足に水虫がある人には、爪水虫も発症するケースが多く見られます。

3)水虫の感染拡大を防ぐ対処法

水虫を発症する白癬菌は、家庭内で感染拡大するケースが大多数を占めます。
家庭内での感染を防ぐ方法は、タオルやスリッパの共有を止めることです。
こまめに掃除することも、水虫の感染拡大を防ぎます。

家庭外から白癬菌が持ち込まれる原因は、ペットや格闘競技をしている人からの感染拡大が考えられます。
公共施設のスリッパを長時間履いたり、プールなどの施設のマットから白癬菌が感染拡大する場合もあります。
水虫を家庭内に持ち込まないためには、帰ってきたらすぐに手や足を洗うことです。

終わりに

白癬菌にはいろいろな種類と、複数の感染ルートがあります。
水虫を持っている人は、まめに手を洗ったり掃除をしたりすることで、家庭内・外での感染を防ぐようにしましょう。
もちろん、早期に足や他の部位の水虫を治療しましょう。

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