爪水虫の塗り薬のクレナフィン(処方薬)

爪水虫により皮膚科に受診すると、内服薬か塗り薬によって治療を開始することとなります。どちらの治療方法であっても、副作用などをしっかり理解してから治療に取り組むことが重要です。今回は塗り薬であるクレナフィンについてご説明します。クレナフィンの特徴や使用方法について理解を深める参考にしてください。

日本初!【爪水虫外用薬】クレナフィンとは?

正式名称を「クレナフィン®爪外用液10%」といい、科研製薬株式会社から創製された日本初の爪水虫に対する塗り薬です。

どのような特徴や効果がある薬なのかご紹介します。

・特徴

出典:http://clenafin.jp/product/photo.html

クレナフィンは日本で初めての爪水虫の塗り薬です。医薬品であるため、医師の診察を受けた上で処方されます。

クレナフィンが作られるまで、日本国内で承認されていた爪水虫の治療薬は内服薬のみでした。しかし内服薬は肝障害などの副作用や薬の飲み合わせなどによる制限等があり、安全性に対する懸念がありました。

クレナフィンは内服薬に比べて副作用も少なく、今まで内服薬で爪水虫の治療を行うことができなかった患者の新たな治療の選択肢として選ばれています。

・成分

出典:http://clenafin.jp/product/character.html

クレナフィンは、1g中にエフィナコナゾール100㎎を含有する無色~微黄色澄明の液体です。

有効成分のエフィナコナゾールは、白癬菌に対して高い抗真菌活性があることが分かっています。爪のたんぱく質であるケラチンを透過する性質があるため、爪の表面に塗るだけで爪の内部(爪甲内や爪床)にまで効果が届くのです。

・発売開始時期

クレナフィンは2014年9月2日に日本発の外用爪白癬治療薬として科研製薬より発売されました。

・薬価

クレナフィンの薬価は、1本3.56gで約5900円(1gあたり1657.50円)です。ジェネリック(後発医薬品)は2017年9月現在出ていません。

・治癒率

クレナフィンを1年間毎日使用した時の完全治癒率は17.8%です。2016年に日本で2番目に発売された、爪水虫外用薬であるルコナックの場合、1年間使用した人の完全治癒率は14.9%というデータが出ています。

クレナフィンの方が治癒率が高いと言えるでしょう。

 

クレナフィン使用上の注意点とは?

・副作用

出典:http://clenafin.jp/product/attention.html

クレナフィンの副作用には、皮膚炎、水泡、紅斑、腫脹、疼痛などがあるとされています。

しかし、塗り薬の副作用は一般的に内服薬に比べて少ないとされています。

・妊娠中、授乳中の場合

クレナフィンは妊婦または授乳中の方に対しての使用は安全性が確立されていません。動物実験においては、乳汁への移行が報告されているというデータもあります。

そのため、クレナフィンを使用して爪水虫治療をすることが、危険性を上回ると判断された場合にのみ使用するようにとされています。

クレナフィンは処方薬であるため、医師からの処方箋がないと使用することができない薬です。そのため、まずは使用の可否について医師に確認をするようにしましょう。

クレナフィンの使用方法とは?

出典:http://clenafin.jp/use/

1日1回感染している爪および、その下の皮膚に薬剤がいきわたるよう塗布します。皮膚と爪の境界線にも塗布するのがポイントです。刺激を感じることがあるため、皮膚についた薬液は拭き取りましょう。

時間については特に限定されていませんが、入浴後などの清潔な状態が良いでしょう。爪の水気をしっかりとふき取ってから塗布するようにしましょう。

もしクレナフィンを塗布した後に洗浄してしまったとしても再度塗布する必要はないと考えられています。1日に何回も塗布することは避けましょう。また1回の塗布に2回分のクレナフィンを使用することも避けましょう。

まとめ

医薬品の爪水虫用塗り薬、クレナフィンについてご紹介しました。

完全治癒率は18%ほどと決して高くはありません。しかし薬価は1本約6000円と、高額な薬です。もちろん保険適応とはなりますが、長く治療を続けるとなると費用負担は大きなものとなります。

薬や疾患の正しい知識を得て、どのような治療方法を選択するべきか考えて見て下さいね。

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