爪水虫塗り薬のルナコック(処方薬)

爪水虫を発症した場合、医療機関での主な治療方法は飲み薬か塗り薬のどちらかとなります。2014年に日本初の爪水虫の塗り薬としてクレナフィンが登場し、2016年には2番目の塗り薬としてルコナックが発売されました。今回はルコナックについて、どのような特徴があるのかをご紹介します。

【爪水虫外用薬】ルコナックとは?

・特徴

出典:http://luconac.com/material/index.html

今まで、医療機関で爪水虫治療を行おうとした場合は飲み薬が主流でした。しかし、飲み薬には副作用も強くまた薬の飲み合わせなどによる制限があるため、安心安全な治療を行うことができない患者がいるという現状があります。

そこで登場したのが、日本国内で初めて塗り薬の爪水虫治療薬「クレナフィン」です。2014年に発売開始し、爪水虫患者の治療の選択肢を増やしました。

そして2016年に日本で2番目の爪水虫の外用薬として発売したのが「ルコナック」です。

・成分

出典:http://luconac.com/characteristic/index.html

ルコナックはルリコナゾールを有効成分とする爪水虫専用の外用薬です。

ルリコナゾールは、イミダゾール系抗真菌薬です。爪白癬の原因菌である皮膚糸状菌(白癬菌)に強力な効果を示すことが確認されています。

・発売開始時期

ルコナックは、2016年4月に日本で2番目の外用爪白癬治療薬として、佐藤製薬株式会社と株式会社ポーラファルマから発売されました。

・薬価

ルコナックの薬価は、1本3.5gあたり3492.3円(1gあたり997.8円)です。2017年9月現在、ジェネリック(後発医薬品)は販売されていません。

・治癒率

ルコナックを1年間使用した人の完全治癒率は14.9%というデータが出ています。

もう一つの爪水虫外用薬であるクレナフィンをの場合、1年間毎日使用した時の完全治癒率は17.8%なので、ルコナックの方が治癒率が低いと言えるでしょう。

ルコナック使用上の注意点とは?

・副作用

出典:http://luconac.com/efficacy/index.html

ルコナックの副作用には、皮膚乾燥(5.4%)、接触皮膚炎(4.1%)、爪囲炎(3.3%)、湿疹(2.5%)などがあるとされています。飲み薬のような全身性の副作用や、薬物相互作用の心配はないため、安全性が高いと言えるでしょう。

・妊娠中、授乳中の場合

妊娠中、授乳中の使用に関する安全性は確立していません。動物実験では、乳汁中へ薬物が移行することが報告されています。そのため、治療上の有益性がリスクを上回ると判断された場合のみ使用されることが望ましいとされています。

ルコナックは医師の処方が必要な薬です。医師に安全性についてしっかりと確認した上で使用するようにしてください。

 

ルコナックの使用方法とは?

出典:http://medinfo-sato.com/patient/pdf/34_luconac_underlay.pdf

・ルコナックの使用手順

ルコナックは1日1回、患部に塗布することで効果を発揮する塗り薬です。使用手順は以下の通りです。

  1. キャップを外して容器を上向きにし、先端部分を5~6回押して空気を抜きます。
  2. 容器を下向きにして、軽く押すと薬液が出てきます。先端を押している間、薬液が出続けるため、出し過ぎには注意しましょう。
  3. 爪全体に薬液が行き渡るように塗り広げ、爪と指の間にも1回押して薬液を出します。

・ルコナック使用上のポイントと注意点

ルコナックを使用する際は、患部を清潔にし必要に応じてやすりや爪切りなどで爪の手入れをしてから塗布すると効果的です。

また、爪の周りの皮膚に薬液がついた場合は必ず拭き取って下さい。薬を塗った爪は、衣服や靴下、寝具に触れる前によく乾かしましょう。

まとめ

爪水虫の外用薬であるルコナックについてご説明しました。

ルコナックは2014年に販売されたクレナフィンに次ぐ、医療機関で処方される爪水虫外用薬です。クレナフィンに比べると、薬価が安いというメリットはありますが、一方で治癒率は劣るというデメリットもあります。

爪水虫治療にどのような治療薬を選択するかは、医師と相談の上よく検討してみてくださいね。

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